<調査背景>
2022年、政府より「国民皆歯科健診」の実現を検討する方針が出たが、実際に高齢者の口腔状態やケアの実態はどうなっているのだろうか。本調査は在宅介護サービスを受けている高齢者の口腔状態の把握と口腔ケアへの意識に関する調査を行った。
調査項目は、「ハミガキの他に行っている口のケアについて」「歯を磨くときや入れ歯を洗うときに感じていることや困っていること」「1 年以内に歯科検診を行っているか」等である。
<調査結果(一部)>
在宅介護サービスを受けている高齢者の皆さまに、ハミガキの頻度を伺った。
結果を男女差で比べたところ、男性は「毎食後」13.7%、「1日1回」40.5%、「1日2回」30.4%、「その他」11.5%であり、女性は「毎食後」17.9%、「1日1回」24.3%、「1日2回」46.1%、「その他」11.5%となった。
この結果より、高齢男性の約4割は1日1回のハミガキが多く、高齢女性の約半数は1日2回が多いことが分かった。
<調査概要>
調査名:要介護高齢者の口腔ケアに関するアンケート
調査対象:当社が運営するデイサービスに通う介護サービスを受ける高齢者
調査方法:紙とwebアンケートの両方にて実施
調査期間:2023年2月
有効回答数:計148名 うち女性78名、男性70名
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