<調査背景>
2022年、政府より「国民皆歯科健診」の実現を検討する方針が出たが、実際に高齢者の口腔状態やケアの実態はどうなっているのだろうか。本調査は在宅介護サービスを受けている高齢者の口腔状態の把握と口腔ケアへの意識に関する調査を行った。
調査項目は、「ハミガキの他に行っている口のケアについて」「歯を磨くときや入れ歯を洗うときに感じていることや困っていること」「1 年以内に歯科検診を行っているか」等である。
<調査結果(一部)>
本調査は在宅介護サービスを受けている高齢者の皆さまに、現在のだいたいの歯の本数(入れ歯しない状態)を伺った。
結果は「18~28 本」が38.1%、「6~17 本」が31.2、「0~5 本」は30.5%という結果だった。
この結果より、在宅介護サービスを受けている高齢者の約6割は歯の残存本数が17本以下であることが分かった。
なお美味しく食べれるものの指標としては、「18~28 本」はフランスパンやたくあん、「6~17 本」はせんべいや豚肉(薄切り)、「0~5 本」はうどんやバナナを挙げることができる。
<調査概要>
調査名:要介護高齢者の口腔ケアに関するアンケート
調査対象:当社が運営するデイサービスに通う介護サービスを受ける高齢者
調査方法:紙とwebアンケートの両方にて実施
調査期間:2023年2月
有効回答数:計148名 うち女性78名、男性70名
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